ゆーご雑記

そこまで役立たないこと書いていきます

ビリってそんなにかっこ悪いことじゃないのかも

僕は自他共に認める漫画好きです。

 

漫画喫茶での滞在時間10時間、なにも飲まず食わずでトイレにも行かずに漫画を読み続けていたこともあります。まじフリークス。

 

そんな僕なんですがあんまり自分で単行本は買わないんですよね。

自分の中の買うものさしとして「この続きが気になりすぎて眠れねえ!」「何回でも読み返したい!」とか心の底から思わない限りは買わないんですよ。

 

そんな僕の部屋の本棚の数少ないラインナップの中からオススメの漫画を紹介したいと思います。

 

かなーーーーーーーーーーーり有名な作品なんで「知っとるわ!」って思うかも。

 

 

 

そのオススメというのがこちら、、、、、

 

 

 

 

 

 

宇宙兄弟」です!!!!!!

 作品としては六太(ムッタ)というしがない会社員がこの物語の一応主人公。彼には日々人(ヒビト)という弟がいて、小さい頃は二人で宇宙に没頭しており、将来は二人で宇宙飛行士になることを誓います。しかし時は流れ、気づいてみたら六太は二人で誓った夢を諦め、日々人は愚直に夢を追い続け宇宙飛行士になっている。そして六太は上司とトラブルを起こして会社をクビになり、ぼんやりと転職活動をしている。そんな六太を見かねた日々人は六太には秘密でJAXAの新規宇宙飛行士選抜試験に六太の履歴書を送る。ここから六太の諦めていた夢を再び追いかける物語が始まると言った感じです。

 

 

この漫画は僕のバイブルと言っても過言ではない、ええ。

もう友達と宇宙兄弟読みながら宅飲みしたい。

「カーッ!!やっさんのこのメールでの告白は泣いちゃうわ!」

「エディやバトラーみたいな寛容で頼りがいのある上司ほっしいー!」

とかあーだこーだ言いながら夜を明かしたい。

 

宇宙兄弟には登場人物たちによる数々のグッとくる言動がありますが今回は中でも僕が高校時代に読んで胸を熱くしたエピソードを紹介したいと思います。というわけでちょっとネタバレになるから注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

単行本の巻数としては11巻のお話。

見事JAXAの選抜試験に合格した六太は宇宙飛行士候補生としてNASAで2年間の訓練を受けることになりアメリカへ。

訓練は元軍人である先輩宇宙飛行士ビンス(良い人なんだよなぁ)によるけっこう過酷な訓練。最初の訓練では6人組で70キロ先の目的地を砂漠でサバイバルしながら6日間の間に目指す。

その訓練では1日毎に今日進んだ距離で競い合う。一番距離が短いチームはペナルティを受けなければいけないので訓練中は常に競争していることを意識する。

 

六太のチームはその日の進んだ距離が一番短くペナルティを受けたり、メンバーの内の一人が携帯電話を落としたりなど、トラブルに見舞われることが多く、順位は常に下から数えたほうが早い方でした。そして最終日、またトラブルに見舞われます。

なんと六太が39度近い高熱を出してしまうんです。(ホントに六太は運が悪いw)

 

訓練官であるビンスからはチーム全員でリタイアか、そのまま訓練を続行するかの二択を迫られます。

 

しかしここはさすがの六太。漢気をみせて訓練を続行することを決めます。

チームのみんなは六太の荷物を手分けして持って上げたりして六太をフォローしながらゴールを目指します。

そんな状態なので六太のチームは最下位になってしまいます。

が、ここで出た六太の言葉がとても良いんです。当時初めて読んだとき僕は思わず手に力が入るくらいグッときてしまいました。

 

「一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ

ゴールすることとしないことの差に比べりゃ」

 

いや〜痺れる。僕も自分の過去を振り返ってみるとよく学校の持久走も途中でやめたくなりました。でも持久走も途中で走ることをやめる人よりも、どんなにその時遅くても走ることをやめなかった人の方が絶対次の糧になっているんですよ。今は届かないあの人にもただ努力が足りなかっただけで、やめなければ届くかもしれないんですよ。まあ才能もあるかもしれませんが。(なんか上から目線のテンプレみたいな文になってしまった、気持ち悪い)

 

なにかと競争することを強いられることの多い世の中でどん詰まっている人がいたら

こんな言葉もあったなって思い出してみてください。僕もどん詰まったらこの言葉思い出します。

 

 

まあこんな感じで宇宙兄弟には胸を熱くさせるようなエピソードが他にもたくさんあって最高に面白いのでまだ読んでいない人は読んでみてください!

何なら僕と家が近い人だったら全巻貸します!語り合える友達欲しいんで!

 

では!